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肩こり頭痛専門整体院 の日記

風邪と伝承医学

2012.12.27

風邪のウイルスや菌などは、高温に弱いと言う性質を持っています。私達の体はその事を知っていますから、ウイルスなどが体内に侵入した事を察知すると いち早く体温を上げてこれらの撃退準備をする訳です。熱が出るという事は、身体の持つ不思議な治癒力・免疫が働きはじめているという意味があります。こうしてせっかく体が体温を上げ、白血球を総動員してウイルスなどと迎撃戦を繰り広げようかという矢先に、解熱剤などを飲んで熱を下げ、回復の邪魔してはいけないと言う事になります。

 風邪をひいたり、風邪気味の時の最善の対処方法は、身体を温かくして休み、水を少しづつ飲み、免疫が最も働きやすい環境作りをするという事に尽きます。体を温かくして休むという事は、体を冷やさないようにし、体力を温存するという事です。水を飲むのは、迎撃戦の最中においてかなりの水分消費が考えられますので、これを補給するということです。又、高熱があるときにはタオルをとっかえひっかえしておでこを冷やしていました。これは脳が41℃以上になると、脳に何らかの影響があると言われていますから、頭だけは冷やしているのです。

 我々が子供の頃、お母さん達が枕元で付きっきりで看病してくれていたこの方法は、非常に理にかなったものであり、重要な内容が多く含まれていると言えるのです。また時々おでこをくっつけて熱の変化を確認していました。熱が下がったという事は、体の方がウイルスなどを撃退して完全勝利を収めたことの証といえるでしょう。この間、体力も損なっていますから栄養の臨時補給のため、日頃はあまり食べることもない美味しい果物が枕元にあったかもしれません。
 60歳を超えた方々は、こういった場面をどこかで一度や二度はご覧になったことがあるはずです。この対処法は、昔からそれぞれのご家庭で代々受け継がれているものであり、これを「伝承医学」といい、日本古来から伝わる先人たちの叡智が込められているのです。    喉からくる風邪には“青い便座”といった症状だけを抑えるテレビCMに影響を受けているうちは まだまだということですが、現代は共働きをするご家庭が多くその人の立場によっては、そうもしていられないという状況がありましょうからつい薬に頼るのです。ただ、薬は害ばかりとは思っていません。例えば出社後、急に咳き込んで、その日のAMに自分の企画した重要会議があり、司会を命じられているような場面で、咳止め薬を飲んで何とか大役を果たすことが出来た!上司からも褒められた! こういった場合は、まさに、薬さま様といったところであり、薬の良さが存分に発揮されたことになります。

 薬というものは、真に必要なとき、必要な分量だけお世話になるのが賢い付き合い方であると言えましょう。ご存知のように風邪に限らず病気の治る薬は、この世にはありません。それどころか、風邪をひいたり、ひきそうになったりした際に、薬に頼ってばかりいると、治癒力や免疫力といったものが次第に弱まり、抵抗力が低下し、風邪をひきやすい体質へとなっていくのです。ある大学で10人の学生風邪患者に5人は薬の投与、残る5人はなにもしないまま・・・すると何もしないままの方が早く治ったという実験結果があります。     ちなみに私は、ここ10数年風邪をひいた事はありません。ゾクッとしたことは何度かあるのですが、私の得意とする濃い緑茶に梅干しとすりおろしショウガを飲んで温かくして休むと翌朝にはケロリと治っているのです。同一地域の空気を吸っていながら、かかる人、かからない人がいるのは免疫力の高さにその違いがあると言えましょう。やはりここでも、日頃の節制と規則正しい生活そして年間を通した「栄養」「運動」「睡眠」といった自然的健康法が生きているのです。  

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