肩こり頭痛専門整体院 | 日記 | 肩こり・首筋の痛み・・・そして頭痛、めまい、吐き気

 凡そ１０年ほど前に、「肩こり：２０００円」の掲示物を貼りだしたところ、沢山の方がドドッとお見えになりました。この掲示物は決して安い物ではないのですが、掲示２日目には回収した事があります。いかに多くの方が、肩こりや頭痛でお悩みであるかという事です。中には肩こり・頭痛を持病であるかのように諦めている方もいるようです。
また、何時でも飲めるように頭痛薬を携帯している方もいます。辛い状態が続くと精神的にも参ってしまうので、治るものなら治したい！というのが本音でありましょう。
　　　　　
筋肉は、疲労の蓄積、冷え、そしてストレスを帯びることにより、萎縮するという性質があります（重要）。人は誰でも多少の疲労感を持っていたり、ストレスを抱えているのが普通なのでしょうが、特にこの季節は冷えが影響して、肩から首筋にかけての筋肉が凝り固まっています。
　　　　　
◎ 頭痛
頸椎近くには頸動脈という重要な血管があります。物流の幹線道路の役割であり、それが脳組織へ酸素や栄養を送っていますが、頸椎周辺の筋肉が凝り固まり、頸動脈や周辺の血管を圧迫し、血流が妨げられ、酸素・栄養の供給不足となり、これが頭痛やめまいを発症する直接原因と考えています（単純肩こり時の軽度の頭痛）
　　　　　
◎ 頭痛・めまい、そして吐き気・・・
背骨から頸椎内部は脊髄神経が通り、脳神経へと繋がっています。特に頸椎は頭というコントロールタワーを支えています。また比較的細い首の内側には、神経・食道・気管といった重要な器官がぎっしりと押し込められています。さらにさらに、目・口・耳・鼻・舌の働きをコントロールしている、いわゆる五感を司る非常に繊細で敏感な神経が張り巡らされています。

　症状として現れるという事は、これらの器官などが限界を超える圧迫を受け、血流が妨げられ、機能が正常さを失っていて、悲鳴を上げている状態であることを意味しています。
人にもよりますが、胸の筋肉までが萎縮・硬直化していると、呼吸が苦しくなったり、得体の知れない気持ち悪さが続いたりします。その先には、目の奥が痛くなったり、歯は悪くないのに奥歯周りが腫れあがったり、耳鳴りであったり、腕のシビレであったりします。
　　　　　
◎ 予防策
言っておきますが、症状は原因なしに現れる事はありません。因果の法則です。どんな症状も今のあなたの体からのサインなのです。
朝一番のラジオ体操・ストレッチをコツコツと行い、背中から肩、首周りの筋肉を自分の意志でほぐし、血流を良くすることにより、原因を排除したり、減らしたりする事が可となります。

また例え局部的であっても肩の上下運動を行い、運動する事を習慣化することが大切です。更には、身体を冷やさないように心がけましょう。温める事も大切なことではありますが、それ以上に冷やさない事の方が、より大切な事です。ストレスについても、何か夢中になれる趣味を持つなど、なるべく溜め込めないように心がけましょう。　
　　　　
◎ 筋肉の硬さに関する雑学
　一方で、肩こり知らずの方も多くいます。こういった方々は、筋肉が非常に柔らかく、血流が良好であるため、凝らないのです。凝ってもすぐに自然解消します。そして、マッサージ嫌いときています。くすぐったくてたまらないから、人様に触れられるのを嫌がります。筋肉の健康度としては、極めて良好であることを示しているのです。

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