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骨密度と骨粗しょう症の話

2015.05.06

 つい最近のことですが、80過ぎの高齢の方がお見えになり、骨粗鬆症の疑いがあるということで治療薬を処方されています。 そもそも骨密度は、体力的に人のピークで ある20代から44代の平均値を基準に算出してあり、これを100%として、90%以上を優良。80%以上90%未満を正常値。70%~80%未満を要注意。そして70%未満であれば、骨粗しょう症と診断されます。
        
 この治療薬処方に関しては少々疑問を持っています。バリバリの年齢層の値を高齢者に適用し、その正常値である必要がありましょうか?人は誰でも加齢と共に老化し反射神経や運動能力などが総合的に衰え、動きが鈍くなり、飛んだり跳ねたりは出来なくなります。これは「年齢を自覚し、あくせくすることなく周りを良く見てゆったりした生活を送りましょう」と言う神様の教えではないかと考えるのが自然なように思います。高齢者に対しては、転んだりしないように細心の注意をして生活しましょうというアドバイスが良心的態度でありましょう。
    
 ◎治療薬を服用することのデメリット
 その1
 カルシウム成分に限らず、ビタミンなども同じことなのですが、私たちの体はバランスを保つために特定の成分が一時的に多くなるとこれを排出します。するとこれまで蓄積していたカルシウム分まで抱き合わせで排出するため、むしろ、これまでより減ってしまうという事です。これは私が言っているのではなくて、そういった警告を発している研究者がいるのです。カルシウム剤だけでなくサプリメントや牛乳を多く摂っても同様のことが言えます。サプリメントなどを食している方は、説明書に記してある量の半分から1/3位で丁度いいのです。

 その2
 数種類の治療薬があるようですが、いずれも「効果が確認されている」となっています。この表現が実に微妙で効果があるとは言っていません。わずかな効果があったとしても食欲不振、胃腸障害、低カルシウム血症、全身倦怠感、心筋梗塞や脳卒中の危険性増大、顎骨懐死などの副作用の方が害が大きいように思います。この種の薬はかなり危険である事を理解した上で服用する必要がありましょう。

 ◎ 受診者の心構え
 重要な事があります。それは初診時に自分の今現在の骨密度の測定値を医師に聞いて把握しておくことです。治療薬・カルシウム剤を処方されると、なぜか安心感があり、その後の骨密度の回復・改善状況に関心が薄らいだりします。私であれば、それを聞いた上で、医師と互角に渡り合うくらいの気持ちを込めて「この薬で良くなった例はありますか?」「何年間くらい飲めば良くなりますか?」「副作用は大丈夫でしょうか?」と言った少し気の利いた質問を、その場の雰囲気を
みながら、そして診察室から追い出されない程度に医師の目を見ながらします。そうする事によって医師たちは「おっ」と、態度が変わる事がありましょう。
 治療薬を服用したり、カルシウム剤を摂っても骨密度が回復する事は非常に困難で、5%の回復は不可能とさえ言われています。高齢になれば回復する速度より失う速度の方が上回っているのです。打撲や切り傷も子供たちは直ぐに治るのに年をとるとそうもいかなくなるのと同じで、普通に考えれば分かる事です。

◎ 食事と運動 
1) 骨密度などいちいち気にしなくとも和食を中心とした偏りのない常識的な食事をしていればカルシウムも他の栄養素も十分間に合ってます。
2) 運動面から考えてみますと私たちの身体は筋肉と骨によって形作られており、日常生活を普通に送っています。筋肉が弱ってくると骨への負担が大きくのしかかり耐える事が困難になり、そのため骨折の危険が大きくなると考えます。例え短時間であっても、ウォーキングを行い、筋肉にも骨にも負荷をかけて筋力低下の防止を心がけて日々を過ごす方が大切になってくるのです。
 やはりここでも自然的健康法の中の“十分な栄養”と“適度な運動”が活きているのです。

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